横浜 シルクロードを歩く 馬車道ルート編(前篇)

 10月29日(土)と30日(日)、「歴史発見! 横浜に上田の歴史を探る一泊二日ツアー」に参加してきました。蚕都上田プロジェクト主催のツアーです。片道6時間のバスの旅は疲れましたが、生糸を介した上田と横浜の関係を深く学ぶことができたという意味でも、街歩きの楽しさをたっぷり味わったという意味でも、充実した2日間でした。2日間で約300枚の写真を撮ってきました。
 1日目は何人かの講演を聞いて港都横浜と蚕都上田の関係を学ぶ、2日目は馬車道と汽車道を中心に街歩きを楽しむ。こういう企画でした。上田は養蚕や蚕種製造の先進地でした。一方、横浜は日本における「シルクロード」の終着点でした。東日本各地で生産された良質な絹は街道を通って横浜に集まり、海外へ輸出されたのです。
 1日目の会場となったのは「北仲ブリック」という赤レンガの建物です。この建物は大正15年に横浜生糸検査所の倉庫事務所として建てられたのですが、その後帝蚕倉庫本社事務所として活用されてきた歴史的な建物です。

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 その古い建物の中に、横浜に集う7つの大学が協定を結んで「横浜文化創造都市スクール」、通称「北仲スクール」というものを2009年につくったそうです。そのスクールをお借りして1日目の交流学習が行われました。
 シルクロードで結ばれた二つの都市からの参加者が北仲スクールで出会い、肩を並べて上田と横浜のつながりを学びました。「おらほねっと」を通して知り合った横浜のお二人、カケスさんと唯臥独村さんともお会いできました。そういう意味でもとても有意義な2日間でした。
 さて、まずは1日目の会場となった北仲ブリックの写真です。赤レンガの古び具合がとても素晴らしい建物です。1枚目はあえて新しいビルとのツー ショットを選びました。かつていくつも並んでいた赤レンガの倉庫群も今は北仲ブリックの隣に1つが残るだけ。すぐ近くにはみなとみらい地区があります。ど の角度から撮っても新しいビルと一緒に写ってしまうのが現状です。

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 2枚目は庇の下に彫られているレリーフをアップで撮ったもの。桑の葉と真ん中の卵型は繭を表しているのでしょうか。2日目の街歩きの時ガイドさんが説明していたのですが、写真を撮るのに夢中で聞き逃しました。

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 3枚目は北仲ブリックのすぐ隣にある横浜第二合同庁舎ですが、下の赤レンガ部分は旧生糸検査所だった所です。この建物の場合、周りを新しいビルに取り囲まれているどころか、新しいビルと一体になってしまっています。

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 1日目の研究会で学んだ内容は割愛します。きちんとメモも撮っていませんでしたし、語られた内容も豊富すぎてとても私の力量ではまとめきれません。ただ、聞きかじった内容の一部は文中に織り込んでゆくことになるでしょう。
 上の3枚は会場から撮ったみなとみらいの風景です。1枚目は夕方に、2枚目と3枚目は夜、懇親会終了後に会場からバスまで移動する途中で撮ったものです。
 会場あたりからでは観覧車を横から見ることになるので、丸い形に撮れないのが残念です。でもさすがは大都会、ライトアップされた夜景がきれいでした。

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 さて、いよいよ街歩き編です。今回の街歩きは生糸が運ばれたルートをたどるという企画で、馬車道ルートと汽車道ルートが選ばれました。まず午前中は馬車道ルートをたどりました。9時に伊勢佐木町のニューオデオン前に集合。そこで3つのグループに分かれ、それぞれ街歩きのガイドが付いて歩きはじめました。最初に目についたのは上に載せた不思議な時計台です。

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 ニューオデオン前から関内の入り口であり、かつ馬車道の入り口でもある吉田橋までの道の名前は分かりませんが、ここでは足元のブロックに注目しました。歩道にカラーブロックを敷いたり、その中に絵柄の入ったタイルをはめ込むというのは珍しくありません。高知市ではマグロやクジラの絵柄タイルを発見して感動しました。この道では横浜を象徴する色々な絵柄タイルがカラーブロックの中にはめ込まれていました。まず最初は人力車、帆船、お祭り神輿の3枚です。非常に面白いアイディアで、こういう工夫はもっといろんな街でも取り入れていいと思いました。

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 上の4枚の絵柄のうち機関車、帆船まではすぐ分かりますが、4つ目はパソコンで大きく拡大するまでは何の建物か分かりませんでした。どうやら横浜開港記念会館と思われます。横浜では県庁本庁舎、横浜税関、開港記念会館の塔がそれぞれキングの塔・クイーンの塔・ジャックの塔と呼ばれているとガイドの方から聞きました。塔の形からして4枚目はジャックの搭だと思われます。

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 上の1枚目の写真は吉田橋です。石柱に書いてあるように、かつてここに関所(関門)があったそうです。それでこの関所の内側を関内と呼ぶのだとガイドさんに説明されてなるほどと納得した次第です。
 そしてこの吉田橋は馬車道の入り口でもあります。2枚目の写真は馬車道の入り口のアーチに掲げられている馬車道のシンボルマークです。馬の形と馬車の車輪を組み合わせたもので、なかなか洒落たデザインだと思います。
 ガイド付きの散策で集団行動ですから自由に歩ける範囲は制限されていますが、それでも馬車道の沿道沿いのいろんな所でこのマークを見つける事が出来ました。3枚目は街灯に付けられた馬車道マークです。こんな感じで沿道のいろんな所に掲げられています。

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 「馬車道のシンボルマークを探せ!」てなほど大げさな話ではありません。努力しなくてもいくらでも目に飛び込んできます。1枚目の写真は沿道の花壇に付けられていた馬車マーク。なかなか洒落てますね。
 2枚目はベンチに使われている例。横向きに撮ったので分かりにくいですが、背もたれの所にも付いています。
 3枚目は個人的に一番うれしい発見です。何とマンホールの蓋にも付いていました。絵柄に色が付いているマンホールの蓋は珍しくありませんが、こんなワンポイント絵柄は珍しい。デザイン的にも秀逸だと思いました。普通のマンホールの蓋はベイブリッジをデザインしたものです(4枚目)。カラー版は見かけませんでした。

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 馬車道のシンボルマークはまだあります。1枚目は交差点の真ん中にある魔法陣のような図柄の真ん中にはめ込まれた真鍮製のマークです。よく見ると車輪の部分にBとSの文字が入っています。これはいったい何を表しているのでしょう?
 2枚目は散水栓の蓋に描かれたシンボルマークです。我ながらよく見落とさなかったなと思います。
 3枚目はちょっと変わり種。シンボルマークとは違いますが、ポールの先端に乗っている馬の頭は明らかに馬車を意識しています。横浜らしいあか抜けた発想だと感心しました。

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 「短時間でよくぞここまで!足元シリーズ」のこれが最後です。最初の2枚はカラーブロック(赤レンガを模しているので、ブロックというよりブリックというべきか?)に埋め込まれた図柄タイルです。馬車と街灯。これまた洒落た図案です。
 3枚目の写真は珍しい金属製のパネル。90年と書いてありますから、もう21年前に設置されたもの。すっかり錆ついています。海岸あたりはだいぶ地形が変わっているかもしれません。だとすると、これはもう地面に埋め込まれた「古文書」です。わずか20年で古文書のように古びてしまう金属製パネル。時代の変化の早さを象徴しているかのようです。「あの頃はこんなだったか!」足元に過去が横たわっています。

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 馬車道のシンボルマークは足元ばかりではなく、建物にもたくさん付いています。足元とは反対の高い所に付いている例を1件だけ載せておきました。そうそう、忘れるところでした。馬車道には本物の馬車も置いてありました。

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