城山史跡公園から絶景を望む

さて、口直しに城山公園へと急ぐ。道を少しあがるとすぐに着いた。ここは眺めが素晴らしかった。坂城あたりから屋代あたりまで眼下に見渡せる。この眺めだけでも見る価値がある。石垣もまた美しい。よくある一抱えもある大きな石ではなく、瓦のような平べったい石を重ねている。ところどころコンクリートになっている部分もあるが、これと比べると石垣がどれほど美しいかよく分かる。コンクリ部分には亀裂が走っていたりする。丈夫さという点でも石垣の方が上だということである。



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城山史跡公園は荒砥城(あらとじょう)の跡地を1995年に公園として整備したものである。大河ドラマ「風林火山」のロケ地となったことは行ってみて初めて知った(僕は大河ドラマを一切観ない)。城といっても戦国期の山城なので、松本城のような立派な天守閣が建っているわけではない。むしろ砦と言ったほうがイメージとしては合うだろう。櫓がかろうじて城らしさを感じさせる。面白いのは当時の建物を模したものが建てられていること。本当にこんな感じだったのかどうかは分からないが、実際に建っているとイメージが湧いて悪くない。全体に柵がめぐらしてあってそれらしい雰囲気もある。まあ見ようによってはテーマパークと言えなくもないが。



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二の郭にある兵舎は展示室と映像資料室になっている。展示室には城の歴史や「風林火山」のロケ風景の写真などが展示してある。映像資料は観なかった。本郭の兵舎と館は一応当時を再現して見せてあり、水がめやわらじなどが置いてある(消火器やモップまであるのはご愛嬌だが)。柵や門や櫓に使われている木は茶色というよりは灰色に近い色で、独特の雰囲気を作っている。風雨にさらされてこんな色になったのだろうが、屋根のある建物の壁はまだ茶色いので、そこだけ浮き立って見えるのが面白い。



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一番高いところにある本郭からの眺めも素晴らしいが、風吹きすさぶ二の郭櫓からの眺めはまさに絶景(思わず「おお」っと声をあげてしまった)。崖のすぐ横に立っているので、すぐ真下に町が眺められるのだ。眼前180度に広がる光景、天然の大スクリーン。これに勝るものはない。ここから眺めると千曲川が2列の山並みの間を流れていることがよく分かる。千曲川沿いにだけ町があり、その両側はすべて山ばかりである。櫓の左前方に八王子山が岬のように突き出ているのもよく分かる。こんな風になっていたのか。こんな角度から見たのは初めてだ。まさに巨大なグーグルアースを眺めている感じだ。実物大の実物はすごい!



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戻りながらもまた何枚も写真を撮った。角度が変わると見え方も違ってくる。下から山を見上げるのと山から下を見下ろすのとではこれまた雲泥の差だ。物事はいろんな角度から見てみるものだな。駐車場に戻り、一服している時に不思議なものを見つけた。枯れ木に小さな緑色のものがぶら下がっている。最初は花のつぼみかと思ったが、どうも違うようだ。近くまで行ってよく見てみると、どうやら虫のさなぎらしい。命が萌えだした。もう窓を開けないと車の中が暑い。そうか、もう春なんだ。



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