富山市散策 松川べりを歩く

 今回富山城址公園と松川べりを歩いて、富山市は美しい街だとつくづく思いました。街を訪れる人を楽しませようと様々な工夫をしています。市電が走っているのも良いですね。
 さて、富山城址公園の裏側を松川が流れています。川となっていますが、富山城のお堀も兼ねていたようです。現在は神通川といたち川を結ぶ運河のようになっています。元は神通川の一部で、かつて大きく蛇行していた時の旧流路だと説明されています。いたち川という名前も面白いですが、なぜそのような名前が付いたのかは定説がないようです。
 「富山城址公園」編で書いたように、富山城址公園裏の松川べりは「親水の庭」と呼ばれており、赤い印象的な太鼓橋景雲橋(けいうんきょう)が公園と「親水の庭」をつないでいます。松川を富山市役所方面に歩いてゆくと、塩倉橋があります。富山藩の塩の倉があったことからこのように命名されたそうです。この塩倉橋から先は富山城址公園と離れて街中を流れてゆきます。
 川を挟んで塩倉橋の両側に立っているのが1枚目と2枚目の彫刻です。よくある裸婦像でないのが気に入りました。これは川沿いに他にも彫刻がありそうだと判断し、松川沿いに歩いてみることにしたのです。川の両側に遊歩道が付いていて、夜は足元がライトアップされています。3枚目の写真を見ていただければ、この川沿いの道がいかに素晴らしい雰囲気であるか良く分かると思います。そして期待した通り、 ほぼ一定の間隔をおいてたくさんの彫刻がありました。やはり裸婦像が多いのですが、同じ裸婦像でも様々な工夫を凝らして変化をつけていますし、裸婦像以外のものも適宜混じっています。また面白い発見は彫刻ばかりではありませんでした。

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 松川の両岸に設けられた遊歩道は歩くほどに素晴らしいと感心する気持ちが強くなります。川の水は濁っていて決してきれいとは言えませんが、その周辺は見事に整備されています。こういう所にきちんとお金をかけている富山市の姿勢は立派だと思います。
 1枚目の彫刻を見た時ここに来て良かったと心から思いました。黄金色の人魚。これほど大胆な色遣いをしている彫刻はこれだけでしたが、それだけに強烈な印象を残します。 2枚目は椅子に腰かけた裸婦像。これもなかなか印象的でした。3枚目は橋の上から次の橋を撮った写真。水面に橋の下部が映って、レンズのように見えるのが面白い効果です。
 3枚目の写真は橋の上から撮りました。4枚目にその橋の一部を入れて撮った写真を載せておきます。右側に足を休める東屋があり、そこから水面とほぼ同じ高さに作られた低い歩道まで降りることができます。その歩道は川が増水すると水面下に沈むのでしょう、すっかり濡れて水たまりができています。

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 松川べり散策はいろんな写真が撮れて豊作でした。1枚目は面白い形の雲を見つけて撮ったもの。雲の形も面白いのですが、その隣にある建物(富山市役所だったか?)の形もユニークです。こんな形のビルと一緒に空が撮れるというのは上田市や長野市ではほとんど望めません。
 2枚目は川沿いに立つ裸婦像。これと言って特徴のないありふれた裸婦像という感じですが、せっかくですので載せておきます。
 3枚目はこれまた見上げた写真。雲、夕景、橋、マンホール、看板などと並んで重要なテーマである街灯の写真です。街灯は普通建物と一緒に写るのですが、川沿いの遊歩道に立っている街灯なので建物から少し離れているのが幸いしました。建物ではなく夕空を背景に撮れたのがうれしい。

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 1枚目の写真に写っている小さな社は万霊塔です。神通川で水死した人たちを供養するために建てられたということです。2枚目にその説明文の写真を載せておきます。
 3枚目は川沿いに設置された彫刻の一つですが、裸婦像が多い中で一風変わった題材です。龍を表しているのでしょうか。それにしては体は蛇に近い感じがします。

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 1枚目は川の近くまで降りて撮った橋の写真。橋の下の部分が川面に写って楕円形に見えるのが良いですね。2枚目は橋をもっとアップで撮った写真です。松川の説明文も見つけたので載せておきます。

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 さらに松川沿いに歩くと、やがて松川はいたち川に合流します。1枚目の写真がその合流点を写したものです。左が松川で右がいたち川です。合流したその先の下流側もいたち川です。つまり松川はいたち川の支流で、写真の地点でいたち川に合流していることになります。いたち川は海の手前で神通川に合流します。
 その合流地点に建っているのが常夜灯です(2、3枚目の写真)。4枚目に説明文の写真を載せておきますが、文面からすると江戸時代からあったものではなさそうです。5枚目にいたち川の説明文も載せておきます。

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 松川がいたち川に合流するところで引き返しました。帰りは川の反対側の岸を歩いてみました。最初に撮ったのが1枚目の写真。座った姿勢の裸婦像です。
 2枚目は街灯の写真。これはよく撮れた1枚で、お気に入りの写真です。これだけきれいな街灯の写真は滅多に撮れません。右下の建物の天辺の部分が、二つの赤い目を付けたロボットの頭のように見えます。
 3枚目もお気に入りの写真です。実はこの女性、服を着ているのですが、まるでヌードのように見えます。4枚目に全身像の写真を載せておきます。それを見ると服を着ていることがよく分かるでしょう。それにしても、胸のふくらみをこんなに露わにかたどった服があるはずはありません。写真を撮った時にはこの不思議な矛盾に気が付いていませんでした。
 全身像を写真に撮った時にはそれほど心を惹かれる像だとは思いませんでした。しかし胸から上を見上げるように撮った時(3枚目の写真)は一瞬背筋がぞくっとしました。不思議なものです、その時下手な裸婦像よりも色気を感じたのですね。これがアートの力というものか。 ちょっとひねるように上を見上げている女性の顔も魅力的です。

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 1枚目は川沿いのビルを撮ったものですが、美しいと思って撮ったわけではありません。何と屋上の手すりなどにものすごい数の鳥がとまっていたからです。何か集会でも開いていたのでしょうか?特に居心地が良いようにも見えないのですが。ちょっとヒッチコックの「鳥」を連想してしまいました。
 2枚目の写真は「松川茶屋」の向かいあたりにある裸婦像です。もうすっかり暗くなって、下からのライトアップでかろうじて写真が撮れる状態です。
 3枚目は松川を挟んで「親水の庭」を撮った写真。灯籠に明かりが灯って、良い雰囲気です。

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 川べりを歩いているうちにいつの間にか本格的な夜になってしまいました。1枚目は 親水の庭に架かっている橋の写真です。この橋は夜間ライトアップされています。画面が暗くて見えにくいのですが、橋を渡った先に例の赤い太鼓橋、景雲橋が見えています。2枚目はお城の敷地を過ぎてその先へ少し行ったあたりに架かっていた橋だったと思います。わざわざ写真に撮ったのは欄干のガラス部分が光っていたからです。ガラスをはめ込んだ枠の上の部分にライトが付いているのでしょう。こんな具合に夜光る橋を初めて見ました。う~ん、富山市はなかなか芸が細かい。
 3枚目はさらにその少し上流側で撮った女性像の写真。ライトアップされているので何とか撮影が可能です。
 4枚目はどういう場所か分からないのですが、ライトアップされている不思議な一角を見つけたので撮ったものです。公園のようにも見えますが、近くまで行って見なかったのではっきりしたことは分かりません。

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 すっかり夜になって、これ以上の撮影は無理とあきらめ引き返しました。出発点まで戻ってきた時、まず目に入ったのは月でした。街の夜景と一緒に月を撮ろうと試みたのが1枚目の写真です。期待したほどいい写真ではありませんでしたが、富山市の夜景を撮ったのはこの1枚だけですので載せておきます。
 月を撮った後、ふとお城の方を見ると何とライトアップされています。興奮しました。「富山城址公園」編でお堀が鏡のようになった写真を載せましたが、夜になってもお堀は鏡のままでした。これは良い写真が撮れるぞ!思わず三脚が欲しいと思ったのですが、旅先でそんなものは持っていません。そこで手近で台になるようなものを見つけて、そこにカメラを乗せ固定して撮りました。
 夕方から夜にかけて、城址公園と松川沿いを歩いたのはわずか2時間ほどだと思います。その短い撮影行の最後の最後にその日一番美しい写真が撮れました。松川から戻ってきた時にそのまままっすぐホテルに行ってしまわないで、一旦城址公園まで戻ってきて良かった。

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