ゴブリンのつれづれ写真日記

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zoom RSS 喫茶「じねんや糸川」

<<   作成日時 : 2013/03/31 11:53   >>

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 小惑星探査機「はやぶさ」と長野県佐久市との関係は何か?「はやぶさ」はだいぶ話題になったので、長野県民でなくてもそれほど難しい問題ではないでしょう。この二つをつなぐのは臼田宇宙空間観測所のパラボラアンテナです。一時行方不明になった小惑星探査機「はやぶさ」からの微弱な電波をとらえてその居場所をキャッチしたのがこのアンテナでした。

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 では次の質問です。はやぶさが探索した小惑星「イトカワ」と長野県上田市を結びつけるのは何か?ヒントは小惑星そのものではなくそれと関係のある人物です。ここまで言えば「日本のロケット開発の父」糸川英夫博士にたどりつくのは容易でしょう。では糸川英夫と上田市がどう結びつくのか?つい1ヶ月ほど前までなら、上田市民でもこれに応えられる人はごくわずかしかいなかったでしょう。実は、糸川英夫は晩年上田市の生田に住んでいたのです。生田にある信州国際音楽村の建設事業に携わった縁で(博士は音響学にも詳しかったので、ホールの設計に関わっていたそうです)、1990年に音楽村近くに居を構えたのです。軽井沢に別荘を持っていたようですが、信州国際音楽村建設の関係で生田にたびたび足を運んでいるうちに、そこが気にいって住みついてしまったそうです。
 いやあ、糸川英夫が信州国際音楽村の近くに住んでいたなんて知りませんでした。びっくりです。そしてさらに驚いたことに、その糸川英夫が晩年住んでいた家が改装され、今年の2月21日に喫茶「じねんや糸川」としてオープンしたのです。開店翌日の「信濃毎日新聞」に記事が載ったようですが、ぼくは「信毎」を取っていないので知りませんでした。たまたま昨日信州国際音楽村に行った時に前を通って「じねんや糸川」という看板がかかっているのに気付いたのです。その時は何の店か分からなかったのですが、帰宅後インターネットで調べてみて上述の「信毎」の記事にたどりついたわけです。

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 さっそく翌日行ってきました。玄関で店の方からまず家の中を見て回って下さいと言われました。2枚目の写真が玄関から正面を撮った写真です。右側の障子の向こう側に和室があり、そこが喫茶室になっています。左側に厨房があります。正面右に階段がありますが、実 は頭の上は吹き抜けになっています。3枚目の写真が玄関から上を見上げた写真です。この写真では良く分からないのですが、何とこの建物は3階建てになっているのです。
 4枚目に建物の全体的な形が分かる写真を載せておきます。これでも全体がすべて写っているわけではなく、右側にまだ少し写っていない部分があります。とにかく大きくて立派な建物で、改装した後多くの人から「お寺だと思った」と言われたそうです。そうそう、写真の左端に信州国際音楽村が小さく写っています。歩いて数分の距離ですから実際にはもっと近くに見えます。もう1枚おまけ。屋根の下に大きな蜂の巣がつり下がっていました。だいぶ前のもので、もう蜂は住んでいないそうです。

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 「じねんや糸川」の建物は上越から移築した古民家だったそうです。見事な太い梁が贅沢に使われています。それにしても入口の階段周りは実に特異な造りになっています。黒い木材が縦横に張り渡され、さながら櫓の中の階段を上がっている感じです。
 入口で3階は青の間になっていますと言われたのですが、なるほどそう名付けられた理由がすぐ分かりました。壁が真っ青に塗られています。糸川先生の元にはお弟子さんたちがたくさんやってきたそうですが、その人たちはこの青の間に泊まっていったということです。4枚目に吹き抜けの上から入口を見下ろした写真を載せておきます。

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 古民家や蔵を改装して店や展示場などにした例は多くあります。その多くは天井の太い立派な梁がむき出しになっていて、その美しさが楽しめる。この旧糸川邸もそうです。そして感心したのは照明の使い方。和紙を貼った簡素な照明が黒い梁や柱が張り巡らされた古民家に実によく似合っています。
 さらに天窓をつけたり部屋の壁に小窓を設けたりと細かい工夫が目を引きます。ただ大きくがっしりしているだけではなく、遊び心のある建物。最初に見学していってくださいと店の方たちが言うのも良く分かります。

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 一通り見て回り、階段を下りて「喫茶室」に入ってみました。そこでまたびっくりしました。何と大きな囲炉裏があるではありませんか!思わず「大改造 劇的ビフォーアフター」のナレーター加藤みどりさんのような声をあげてしまいそうです。いやあ、こんな立派な囲炉裏は初めて見ました。普通は真四角ですが、ここの囲炉裏はやや横長。ゆったりと3方を6人で囲めるくらい広い。自在鉤が吊り下げられ、その先にはお約束の鉄瓶が掛けられています。
 窓際にはこれまた超特大の炬燵!横長で、普通の炬燵の3台分はあるでしょう。たくさんのお弟子さんたちが集まることを想定して、こんな大きな炬燵を用意したのでしょう。しかも、これ掘り炬燵なのです。凄いですね。
  内装も素晴らしい。立て横に組み合わせられた黒い柱が白い壁にアクセントを付けています。僕はイギリスの田舎町などでよく見かけるハーフティンバーという建築様式が好きですが、日本の蔵や古民家にはそれと似た風合いの建物があります。理由は分からないのですが、こういう建物はなぜか落ち着くのです。

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 喫茶室になっている広い和室のさらに奥にも部屋があります。3階は「青の間」でしたが、こちらは「赤の間」です。ここまで大胆な色遣いはなかなかできません。しかし意外にもそれほど違和感は感じませんでした。もっとも長時間いた場合の居心地はどうか分かりませんが。「赤の間」はギャラリーとして使われる予定です。2枚目の写真は「赤の間」から「喫茶室」を覗いた写真です。
 しかし広い家です。「赤の間」のさらに奥にもまた部屋があります。そっちまでは足を踏み入れませんでした。3枚目の写真は「赤の間」の奥にあった箱庭。ここも手入れをすればいい眺めのスペースになるでしょう。
 そして最後に、あの印象的な囲炉裏の鉄瓶の写真を載せておきましょう。

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