ゴブリンのつれづれ写真日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 千曲市 稲荷山周辺散策 その5

<<   作成日時 : 2009/09/19 16:48   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

森将軍塚古墳

古墳時代の集落「科野のムラ」を一通り見た後、森将軍塚古墳館に入ってバスの切符を買いました。これも200円(往復400円)。4時を過ぎていましたが、最後の便で古墳に向かう。下りの最終が4時半。運転手は少しはまってくれると言ってくれた。足早に古墳に向かう。しかし変わった古墳だ。全体が石でできている。上部に素焼きの壺のようなものが周りを囲むように置かれている。善光寺平を一望に見渡せる眺めが素晴らしい。ただ、残念ながら太陽に雲がかかっていて眺めの一部が陰になっていました。あまり運転手さんを待たせてもいけないので詳しい観察をする時間がありませんでした。とにかくどんどん写真を撮る。35分にバスに戻って下に降りました。

画像


後日ネットで調べてみて詳しいことが分かってきました。そもそも「森将軍塚古墳」とは森将軍という人の墓だと思っていたのですが、なんと「森」は地名だそうです。将軍も今日の意味ではなく「偉い人」というぐらいの意味。古くから「森の将軍塚」と呼ばれていたようです。



現在の古墳は当時のものではなく発掘調査の結果に基づき正確に復原したものです。石積みが新しいのでそれは分かるのですが、大変な作業だったでしょうね。素焼きの壺のようなものは埴輪と呼ばれているようです。埴輪というと人型のものだけを指すと思い込んでいました。

画像


森将軍塚古墳は今からおよそ1,600年前の4世紀代に造られた、全長約100mの前方後円墳です。古墳内には3つの石室があり、周囲には13の小古墳や70を越える墓があります。後円部の竪穴式石室から三角縁神獣鏡が発見されたことから、埋葬者は大和朝廷と深い関係を持つ、科野の国の最初の王と考えられています。発見された品々は森将軍塚古墳館に展示されていますが、早くから盗掘を受けていたらしく、貴重なものはだいぶ失われているようです。

画像


調べていて映像資料を発見しました。解像度は悪いのですが、森将軍塚古墳館に収められた副葬品や復元前の古墳の写真などが見られます。
映像資料 http://www1.nagano-ngn.ed.jp/vod/html/esmori15/index.html

画像


古墳見学のバスは古墳よりも少し高い所に停まります。まず古墳の全体像が目に入るようにするための工夫でしょう。実際、一目見て「おお、こんなにでかいのか!」と驚きました。よく考えてありますね。最初の写真はその最初に目に入った時の写真です。早くあそこまで行ってみたい、自然にそんな気持ちになります。

画像


上の写真は一旦古墳の下まで降りて、下から見上げた写真です。ちょうど真ん中あたりに階段が付いているのが見えます。そこから上がることになっているので、今度は下から見るようになっているわけです。

画像


上の写真は階段の途中から撮ったもの。石組と埴輪の形がよく分ります。3枚目は方型の部分から円形の部分にあがる階段を撮ったもの。円形の部分が一段高くなっているのが分ります。方型の部分には玉砂利が敷いてあります。

画像


 千曲市は2003年に、更埴(こうしょく)市、更級(さらしな)郡上山田町、埴科(はにしな)郡戸倉町の三市町の合併により誕生しました。この埴科(はにしな)という地名が興味深い。実はネットで調べていて、森将軍塚古墳、有明山将軍塚古墳、倉科将軍塚古墳、土口将軍塚古墳の4つを合わせて埴科古墳群と呼ぶことを知りました。他にも周辺には斎場山古墳・坂山古墳・堂平古墳群・笹崎山古墳・北山古墳など数多くの古墳が残されているのです。ひょっとして埴科の「埴」は埴輪と何らかの関係があるのか?そんな疑問を持ったからです。そこまでは調べがつかなかったのですが、探ってみる価値はありそうです。

画像


有明山将軍塚古墳は墳長37mの前方後円墳、倉科将軍塚古墳は墳長83mの二段築成の前方後円墳、土口将軍塚古墳は墳長67.7mの前方後円墳で、興味深いことに4基とも千曲川右岸にあります。まず森将軍塚古墳が築造され、有明山将軍塚古墳、倉科将軍塚古墳、土口将軍塚古墳と続いて築造されたようです。5世紀前半で築造が終了したことが明らかになっています。このことは、5世紀中頃この地域に何らかの変革があったことを示唆していると解釈されているようです。

画像


そのころ何があったのか?なぜ千曲川の右岸にばかり集中しているのか?手掛かりが少ないだけに、古代史への興味は尽きませんね。

画像


長々と連載した千曲市稲荷山周辺散策シリーズもこれが最終回です。最後に古墳からの眺めを3枚載せましょう。

画像


1枚目はほぼ正面を撮ったもの。北側に当たると思われます。画面のかなりの部分をきれいに整地された水田が占めています。画面下側の中央にある大きな建物は森将軍塚古墳館です。右側をカーブを描いて走っている高架は高速道路と思われます。

画像


2枚目はその少し右側(東側)の写真。山の裾まで広大な農地が広がっているのが分ります。

画像


3枚目は左側(西側)の写真。こちらは画面の半分を千曲市の中心街が占めています。画面左側を走っている高架は新幹線でしょう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
千曲市 稲荷山周辺散策 その5 ゴブリンのつれづれ写真日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる