ゴブリンのつれづれ写真日記

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zoom RSS 隧道を抜けるとそこは不思議の町だった

<<   作成日時 : 2008/03/26 17:07   >>

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そば処「車屋」で食事。今日は前から気になっていた、越戸(こうど)あたりを写真に撮ろうと思っていた。「車屋」横の交差点から山越えで別所公園の下に出るコースはこれまで何度も通ったことがある。その度にちょっと脇道に入ってみたい誘惑に駆られた。なんとなく古い家などが残っていそうな雰囲気があったからである。何かありそうだ、そう思わせる場所だったのである。今日こそ行ってみようと家を出るとき決めていた。



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道沿いに神社があり、まずそこの写真を撮りたかった。神社横の角から脇道に入ったが、近くに車を停めるところがない。仕方がないのでずっと先まで行く。2、3度車を停めながら周辺の写真を撮った。なんとも長閑なところだ。浦野川の支流と思われる小さな川が流れていて、その周辺が集落より一段低い低地になっている。その低地のすぐ横が山だ。山がきれいだ。そして今日は雲がものすごくきれいだった。角度を変えて山と空を何枚も撮った。



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また引き返して神社の少し手前に車を停め、神社まで歩いていった。途中左手に土手があり、周囲に緑色の鉄柵がめぐらしてあった。普通ならため池と思うところだが、何故か違う気がした。気になるので上がってみたら何とテニスコートだった。いや、びっくり。下に降り神社の方に向かう。神社の向かい側に、お寺かと見まがうほど立派な塀と屋根を持った家がある。家のすぐ横に大きな木が2本立っている。なかなか絵になる光景だ。



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神社は越戸神社という名前だった。鳥居は両部鳥居で、袖柱にまで屋根が付いている。形は普通の神社だが、面白いことに舞台のような建物(正式になんて呼ぶのだろう?)に運動会の玉ころがしに使うような大きな金色の玉が大小2つ置いてあった。何かの儀式の際に使ったのだろうか。



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車の方に戻りかけると、右手に小さな丘があり、石の階段がついている。こういうのを見つけると上ってみずにいられない。丘の天辺に小さな祠があった。ほう、面白いものを発見した。しかし、上田あたりは道祖神などの石碑、祠などがいたるところにある。写真を撮りだす前は全く気づかなかったが、カメラを持っているといくらでも目に入ってくる。ものすごい数だ。写真を撮りに行って石碑や野仏や祠を一つも見かけなかったことなど一度もないのではないか。そう思えるほど多い。民家の庭や駐車場の一角にあることも珍しくない。昔の人は何かにつけて神頼みをしたのだろう。



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その丘をぐるりと回りこむようにして進んでみた。ふと見ると工場の横に何か人口の穴がある。何だろう。こんなところに防空壕があるのだろうか。気になったが近くまで行って覗くことはしなかった。先に進むと公民館の前に出た。横の山を見たとき、上に祠らしきものが見えた。道がついているので上ってみた。その山道の横を道路が走っているが、何とその先は隧道になっている。これは面白い。後で行ってみよう。



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山に上る道の途中にはいろんな石碑や祠がある。横を見ると、隧道の上に土が積もり、草が生えている。隧道の横に山道があるからこの角度で見られる。気になったら行ってみるものだ。坂を上りきったところにある祠は阿弥陀堂だった。振り返って驚いた。後ろの山の上は墓標がびっしりと立っていた。そうかここはお墓だったのか。阿弥陀堂の横から青木村、浦野、岡あたりが見渡せる。素晴らしい眺めだった。頂上にも何かあるかと思ってさらに上ってみたが、お墓以外何もなかった。



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下に降りて隧道を撮った。日向山隧道という名前が付いている。隧道の上に大きな木が倒れていて、丁度アーチのように掛かっている。隧道の中まで入り、浦野側と越戸側の両方を写真に撮った。公民館の方に戻ると、その横でまたあるものを発見した。夫婦道祖神だ。比較的新しいものに見えるが、それはともかく、なかなかかわいい。野倉の夫婦道祖神が有名なのにあやかってか、最近よく夫婦道祖神を見かけるようになった。まあ、石にただ道祖神とだけ彫ってあるよりは人目を引く。文字が彫ってあるだけだと僕にはただの石に思えるのだが、御地蔵さんのように何かの形をかたどってあったり、絵柄が彫ってあると彫刻に近いと思えてくる。同じ石なのだが、考えてみると面白いことだ。物(物体)と偶像と美術品としての彫刻の境目は那辺にあるのか。



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以前雑誌で読んだが、ある男が大きな岩を見て阿弥陀如来だか何かに見えるといった。別の人が、いやあれば屏風岩(だったか?)だよと教えた。変な奴だと思っていたら、そいつはノミで岩を削り始めた。何ヶ月か何年だったか後に彼はそこに立派な阿弥陀如来だか何だかを彫りあげたというお話。自然が巨岩を削り取って作った造形が烏帽子や獅子に似ていることはよくある。この場合はどうか?ただの物体か?彫刻家は物に命を吹き込み、人々は物を何かに見立てる。山にある石はただの物だが、ひとたび切り出されて墓石や石垣や彫像になれば・・・。まあ、この辺にしておこう。話がだいぶずれてしまった。



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越戸のすごいところはこれで終わらないところだ。夫婦道祖神のある所から車を停めた方向に歩いていった時、「それ」が目に入った。不思議な「石垣」がそこにあった。その「石垣」は木でできていた。何と薪を石垣のように重ねてある。う〜ん、さすが越戸(こうど)、ここもまた不思議の町だ。と思っていたら、さらに驚くものがすぐその先にあった。家の壁が「石垣」ならぬ「薪垣」でできている家がある!これには心底驚いた。よく見ると、壁の代わりに薪を重ねているわけではなく、壁の前に「薪垣」を積んでいるのである(そりゃそうだろう)。いやはや、不思議の町越戸ともなれば摩訶不思議なログハウスまであるか。参りました。



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帰り道、来た時と同じ山越えコースを走っていた時、左手に大きなため池が見えた。それがあまりに美しく見えたので車を停めて写真を撮った。池の向こうに塩田西小が見えるので、どうやら山田池らしい。こんな角度から見えるとは意外だ。上から見ると分かるが、別所温泉からはだいぶ離れている。車で行くとあっという間なのだが、感覚と実際とはこうもかけ離れているものか。これも新しい発見だった。



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初めて歩いてみた越戸、予想をはるかに上回る摩訶不思議な町だった。本当にすごいところだ。何がすごいって、どこを撮っても素晴らしい写真が撮れるのだ。奇跡的に青空と雲が美しかったこともあるが、捨て写真がほとんどなかった。この1年で最も心騒いだ場所だった。正直、祢津よりすごいと思った。今度行く時は143号線側から入ってみよう。川西署の先で左折し、矢崎橋を越えると日向山隧道に入る。隧道を抜けるとそこは不思議の町である。



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