ゴブリンのつれづれ写真日記

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zoom RSS 山上のバベルの塔

<<   作成日時 : 2008/03/17 12:44   >>

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 昼食後ドライブに出て、なんとなく18号を長野方面へ走る。今日も特に目的地は決めてない。坂城あたりで何箇所か車を停めて写真を撮った。御堂川にかかる文化橋が気に入った。堅苦しい名前だが、すぐ近くに文化センターや格致学校歴史民俗資料館があるので付けられたのだろう。小さな何ということもない橋だが、欄干にほたるの装飾が付いているのがいい。裏から見るとほたるの裏側に反射板のようなものがつけられている。車のライトに反射させるのかと思ったが、よく見るとどうやら太陽電池のパネルらしい。表側から撮ったほたるの写真をよく見ると、お尻のところに小さな電球がついている。昼間充電しておいて夜光るのだろう。面白い工夫だ。高速道路がトンネルに入る手前の橋も近くまで行って撮った。上田のローマン橋ほどではないが、近くで見るとなかなか優美な橋だ。すぐ近くに小さな神社があったので、これも写真に撮った。



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 千曲川を渡って上山田温泉へ向う。温泉街を撮ろうかと思ったが、ふと思いついて城山公園へ行ってみることにする。かなり急な坂だ。18度と書いてある(帰りはロウ・ギアで降りた)。途中2回ほど車を停めて下の眺めを撮る。途中にお寺があった。正面の階段それから道路沿いに無数の灯篭が立っている。駐車場横には33体の観音様が3段に並んでいる。その隣には水子観音。他にも石碑や歌碑がたっている。やたらと飾り立てる寺だ。裏の山にはまるで監獄のようなコンクリの変な構築物がある。何じゃこりゃ。正面にある大看板を見ると、善光寺大本願別院(城泉山観音寺)というお寺らしい。しかし怪しげな寺だ。全く人気(ひとけ)がない。建物の横面はコンクリートむき出しで、薄汚れてどこかうらぶれた雰囲気が漂っている。それにしても、寺の正面を金網で覆っているとはどういうことか。廃寺になったのか。



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 その向かいにある日本歴史館も閉館になったように見える。障子が破れ、ほこりを被り、荒れ果てた様をさらしている。ガラスも1枚割られていた。ガラス窓から中をのぞくと仏像などがあるのは理解できるが、ベッドやイスなどがほこりを被っている。かと思うと七福神がこっちに向って微笑んでいる。とんでもね〜。これのどこが日本の歴史なの?物置と言った方が的確でしょう。



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 左隣には怪しげな金ぴかの観音像がたっている。ますます怪しげだ。その横の建物が雲龍寺かと思ったが何とロープウェイの駅だった。鉄柵に掲げられた「お知らせ」には平成4年に運行停止と書いてある。しかしまあ、どこもかしこも時が止まったようだ。まるで廃墟の街。だいたい、雲龍寺ってのはどこにあるの?どこにもお寺らしきものはないのだが。やれ不思議な。



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 右側の方に行くとお地蔵さんやいくつかのブロンズ像が並んでいる。マッカーサーは一目で分かった。その横にあるのは中華民国総統蒋中正公とスリランカのジャエワルテネ大統領だそうな。わざわざ歴史を感じさせるためか全部漢字で表記してある。ダグラス・マッカーサーは諾楽摩訶薩。ダクラクマカサツさんである。さらにその背後に馬にまたがりひときわ高くそびえているのは足利尊氏像。いやはやどういう取り合わせだ!



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 その横には鳥居と祠その間にお釜(よくお寺にあるやつ)のようなものがある。先ほどの看板に寄ればこれが雲龍寺公園らしい。う〜ん、公園ねえ。こんな摩訶不思議で、怪しげな公園見たことがないぞ。さらに不思議なのは公園と歴史館の間にある通路のようなもの。これは上ってきた道が観音寺の駐車場を超えて少し行ったあたりで道路の上を歩道橋のようにまたいでいた。歩道橋のような部分の先には旅館のような建物があるので、渡り通路のようなものだろう。よく温泉旅館で見かける、離れたところにある露天風呂などへ行くための通路だ。よく見ると道をまたいでさらに崖の下まで続いている。それが崖を降りてちょうど雲龍寺公園と歴史館の間に降りてきているのだ。旅館から直接道を渡らずに歴史館まで行けるようになっているのだろうと思った。しかしよく見るととんでもないことになっていた。何とその通路は地下にもぐっているのだ。おいおい、一体どこへ行く通路なんだ。いやはや、何から何まで、どこまでも、飽くまでも、徹頭徹尾、とことん不思議空間。参りました。



 しかしそれだけで驚いていてはいけない。まだあった。道を上って駐車場までゆくと、「男女和合の神」を祀る澳津神社が目に入った。行ってみると縦に割れ目を刻んだ大きな岩とぶっといソーセージの親玉のような石が祀られていた。なるほど。全国どこにでもある「もの」とはいえ、この辺はどこも怪しげな空間なわけね。



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 帰宅後ネットで調べてみたら(こちらのサイトを参照)、城泉山観音寺は昭和40年にできたお寺。高度成長期の産物か。散々ありがたそうなもので飾り立ててもさっぱり有難味を感じなかったのはそのためか。日本歴史館の開館は44年。経営の傾いた温泉ホテルを八王子の雲龍寺が買い取ったものらしい。2階建てに見えたが、実は4階建てだった。崖に立っているので下の2階分が見えなかったのだ。してみると、先ほどの謎の通路はこの見えない下の階に続いていたわけか。見えている部分の1階が雲龍寺で2階が歴史館になっているという。あの埃をかぶった物置のようなところがお寺だって?!う〜ん、この建物どこまで人を驚かせてくれることやら。何かバブル時代の遺物のような感じがしたのも当たらずとも遠からず。現代のバベルの塔(バブルの塔?)。こりゃ逆の意味で永久保存ものだな。
 (「城山城跡公園から絶景を望む」へ続く。)



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ゴブリンさんの近くには なんとも不思議なもの
があるんですね、
ありんこくんです
2008/03/17 22:47
ありんこくんさん コメントありがとうございます。

あんなものがあるとは思ってもいませんでしたよ。とにかく「何でも見てやろう」の精神があれば意外なものが見つかるものです。城山城跡公園へ直行していたら知らないままだったわけですからね。
ゴブリン
2008/03/18 00:36

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