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さて、次は今日の路地裏探索。いつも通り特にあてもなく出かける。走っているうちに塩尻辺りに行ってみることにした。先日写真を撮った古船橋の下流をさらに下ってアクアプラザの駐車場に車を停める。ここは温水プールがあるところだが、一度も中に入ったことがない。千曲川の土手に上がってみて驚いた。「千曲川探索古船橋下流の中州に幽霊樹を発見」という記事でも書いたが、このあたりは川幅が広くあちこちにうっそうと木の茂った中州がある。アクアプラザあたりではすぐ前を堤防と中州の間を本流から枝分かれした幅10数メートルの細い支流が流れている。ところが今日行ったら途中の人工的に作った段差のところで水が止まっていて、その先はほとんど水が枯れていた。川床の石がむき出しになっている。川そのものを渡って中州までいけそうな感じだ。このところ雨が降っていなかったとはいえ、ここまで完全に干上がるとは!もう冬の渇水期に入ったのか。 前にもかなり水量が減っていた時に来たことがあり、その時段差の一部しか水をかぶっていなかったので中州まで行ってみたことがある。しかしここまで水が減っているのを見たのは初めてだ。段差の上流側には水はあるが、そこは当然流れていないから淀んでいる。川の水はこの支流に入る手前で迂回して本流の方に流れこんでいるのだろう。中州まで行って本流を見たらそこはまだかなり水量があった。そうか、渇水期にはこんな状態になるのか。四季折々の川の表情を観察するにはこまめに来てみる必用がある。 車に戻り、今度は上田大橋の下をくぐって塩尻の方に行く。この一体は初めて足を踏み入れる。T字路に出て、どちらに行くか迷ったが右折してみた。しなの鉄道の踏切を渡ると、家並みが一変した。いやびっくり。白壁黒塀が続く古風な趣を残す地域に出た。車のスピードを緩め、ゆっくり眺めながら走った。これは写真を撮らなければと思っていると、丁度いいスペースがあった。近くで畑仕事をしている人に断って車を停めさせてもらう。 上田の北国街道沿いには白壁・なまこ壁・黒塀・立派な門構えのお邸、土蔵などが結構残っているが、これほど集中して残っているところは他にないのではないか。10数軒まとまって残っている。枝道に入ってもしばらく白壁が続く。中には茶色のユニークな形の塀もあった。いやはやとんでもない新発見(もっとも地元の人たちには見慣れた風景だろうが)。初めての道にはふらりと入ってみるものだ。初めてといってもこの辺りには何かありそうだという期待はあった。前に塩尻あたりの案内地図を見たのである(ところが帰ってから探したら見つからない、どこに行ったんだ)。千曲川と18号の間にしろ、虚空蔵山と18号の間にしろ、塩尻にはまだまだ何かがありそうだ。 ひとしきり写真を撮った後、今度はまた千曲川に出る。先ほどの場所よりさらに下流側だ。このあたりで中州は途切れる。対岸に岩鼻が見える。岩鼻は対岸から見ると大きな窪みが二つあるように見えて、角度によっては髑髏のように見える。それにしても山が途中でぷっつりと切断されたようなこの奇景はどうして出来たのか。人間が削ったのではなく、自然に出来た地形だという。聞いたときは信じられなかった。一体どうやってあんな地形が出来るのか。千曲川の流れによって山の下が抉られ、あるとき上の部分が崩落した。そういうことだろうか。確かにこのあたりの山は岩盤がもろく、崩れやすいところだ。そうそう、今年の夏落石が下を走っている車を直撃した事件があった。助手席を押しつぶしたが、運転していた母親と後部座席にいた子供は助かったというあの奇跡のような事件だ。あれは岩鼻のすぐ下流の辺りだったはず。今は岩鼻の下をトンネルが通っている。さらに先までトンネルが通じる予定だが、トンネルができていればあの事件は起こらなかった。事件の後もあの道を1度通ったが、早くトンネルが完成して欲しい。
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